ゲームにおけるオートスクリプティングとは、入力されたわずかなデータをもとに、状況とキャラクター設定に合わせた自然なセリフを生成するプログラムのことだ。Twitter用botシステムに近い。ゲームシナリオは従来すべて人間が書いていたが、これを半自動化することで、よりプレイヤーの性格や状況にマッチした台詞をキャラクターに喋らせ続けることができる。ゆくゆくは、シングルプレイヤー向けのソーシャルゲームを作ることも可能になる。
【都度入力される情報】
・状況(プレイヤーが何かを達成。あるいは失敗など)
・内容(賞賛、激励、共感、感謝、説教、雑談)
・感情の強さ。
【更新される情報】
・プレイヤーとの親密度。
・プレイヤーとの関係(他人、知人、友人、恋人、師匠、弟子)
・プレイヤーへの信頼度。
・過去の発言フラグと発言カウンタ。
【事前に設定される情報】
・プロフィール(年齢、性別、分野ごとの知識レベル)
・性格(感情型、思考型、行動型、知識型、主張型、反抗型)
・口調(敬語、ため口、命令口調、幼児言葉)
まずは数千のセンテンスを用意し、それぞれに10種ほどの属性データを設定するという、気が遠くなるような作業を行うことになる。属性データのもたせかたが確立すれば多人数で作業ができるが、最初はひとりのライターがやるしかないだろう。
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