2014年8月24日日曜日

littleBits をクラウドにつなげる CloudBit

磁石でユニットをつなげるだけで電子工作ができる「littleBits(リトルビッツ)」に、無線LANを介してクラウドにアクセスするためのモジュール「CloudBit」が追加されました。
通信には無線LAN環境が必要であり、マイクロUSBによる電源供給も必須なので、ウェアラブルには向きませんが、驚くほど簡単に、家庭内でのIOTデバイスを作れます。

CloudBitsにできること

いちばん単純なのはスマートフォンやPCからの遠隔操作です。あらかじめCloudBitsと同期したWebページに行くと、丸いボタンとスライドゲージがありますので、これでlittleBitsにon/offのデジタル信号か、0〜100のアナログ信号を送ることがきます。
CloudBitsにモーターをつければ呼び鈴を遠隔操作したりできますし、近日発売予定の家庭用電源on/offユニットや、赤外線送信ユニットをつなげば、家電の操作もできるようになるでしょう。
 

次にCloudBitsができることは、IFTTTと連動している各種サービスとの入出力です。
IFTTTはもともと様々なウェブサービスをあらかじめ設定したルールに基づいて連動させるサービスです。例えば「天気予報が雨に変わったらメールを送る」とか、「facebookでいいね!した記事をPocketに送る」といったことができます。
このサービスの対応サービスの中にlittleBitsが加わったことで、ルールを作成する際に、入力側が出力側としてlittleBitsを指定してやることで、簡単に連動が実現してしまうわけです。

上の写真には3つのルール(レシピと呼びます)が並んでますので順に説明します。

①毎時0分、littleBitsに信号を送信する。
・時報とともに人形が動く、からくり時計が作れますね。

②littleBitsで何か入力されたら、その時間をGoogleスプレッドシートに送る。
・ドアに曲げセンサー(bend sensor)をつけておけば、毎日の入退室数を集計することができます。

③littleBitsで何か入力されたら、スマートフォンにメッセージを送る。
・廊下に動体センサ(motion trigger)をつけておけば、誰かが廊下を通るたびに、スマートフォンに通知できます。

より複雑なことをしたければ、Arduino at HeartやAPIを使う必要がありますが、そこまでしなくても、いろいろと楽しい事ができそうですね。
なんか、littleBitsの応用範囲が一気に広がったような気がします。

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