2014年3月30日日曜日

Social ROSE と Narrative ROSE

ゲームを通じて自己存在確認(ROSE=Recognition OF Self-Existence)する手段には大きく分けて2つある。
社会的ROSE(Social-ROSE)と物語的ROSE(Narrative-ROSE)だ。

Social ROSE系ゲーム
 他のリアルなプレイヤーから共感、賞賛、感謝を得る。
  PRO : より大きな満足感が得られる。
  CON : 勝ち組より多くの負け組を生む。満足できるのはいちぶのプレイヤーだけ。
Narrative ROSE系ゲーム
 物語の中のキャラクターから共感、賞賛、感謝を得る。
  PRO : 自分を認めてくれるのは架空の人物。子供ならOKだが、大人にとっては虚しい。
  CON : 物語を進めることさえできれば、誰もが満足感を得られる。

Social ROSE系ゲームの課題は、いかに多くのプレイヤーに満足感を与えるかであり、プレイヤーの評価を多元化し、能力が無いプレイヤーでも努力すれば評価されるようにしたり、時間が無いプレイヤーでも人と違うことをやれば評価されるといった工夫をしていく必要がある。
Narrative ROSE系ゲームの課題は、架空の人物の台詞に、いかに説得力をもたせ、大人のプレイヤーにさえも満足感を与えられるようにするかだ。脚本の質を上げることはもちろんだが、プレイヤーのタイプに応じて評価者を変えたり、人工知能化してプレイヤーにとっての存在感を増すといった工夫が求められるだろう。


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