第2次世界大戦当時、ドイツの暗号機エニグマの解読に使われたBombe
アラン・チューリングはエニグマの暗号を解読する装置を開発し、チューリングマシンという現代コンピュータの構造の基礎を築き、チューリングテストという人工知能の判定方法を考案した人物です。家に泥棒が入ったので警察に通報したところ、彼が同性愛者だということを示す証拠が見つかり(当時のイギリスでは違法)、裁判所命令で女性ホルモンを注射することになり、副作用で胸が大きくなってきたことに心を痛め、わずか42才で自殺しました。
国家機密に関わっていたため、彼の業績は死後16年間秘密にされていたそうで、人類に多大な貢献をした科学者に対して、あまりにもひどい仕打ちです。
自分が信じる常識が本当に誰にとっても常識なのかどうか、常に自問する姿勢を忘れてはならないですね。
なお、2009年になってイギリス政府は彼に謝罪。2013年にようやく王室から恩赦(Royal Pardon)を得ることができました。そして2014年の年末、ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画「The Imitation Game」が封切られます。これは観るしかないですね。
なお、2009年になってイギリス政府は彼に謝罪。2013年にようやく王室から恩赦(Royal Pardon)を得ることができました。そして2014年の年末、ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画「The Imitation Game」が封切られます。これは観るしかないですね。
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